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肥満を治すには

大人と子どもでは、肥満の事情も違います。小児の肥満は脂肪細胞の数が増えていく「脂肪細胞増殖型肥満」ですが、大人の場合は脂肪細胞自体が大きくなってしまう「脂肪細胞肥大型肥満」で、こちらは小児の肥満より治療しやすいのです。

肥満の治療には

  (1)食事療法 (2)運動療法 (3)行動療法 (4)薬物療法 (5)外科療法

などがあります。

手術によって胃を縮め、食物を入りにくくする外科療法は、高度な肥満に限られます。薬物療法は長期の服用で肺高血圧症など肺や心臓に合併症が起こることがあり、これも対象患者は少なく、治療の中心は食事、運動、行動療法となります。

肥満の背景には、太るのが当然の生活習慣がありますから、これを改めずに、食事療法だけいくら続けても減量は成功しません。

運動療法を行わず、食事療法で減量しようとすると、体脂肪が減らず、筋肉や骨の方が減ってしまうことがあります。

だから、食事、運動、行動療法は互いに極めて密接な「三位一体」の関係にあり、どれ1つ欠けても長期的な減量効果は期待できません。



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